究極ガイド:オフィスカジュアルシューズ
職場で広く採用されている標準的なドレスコードである「オフィスカジュアル」は、2つの異なるスタイルを融合させたものです。こちらのガイドでは、“オフィスカジュアル”とは何を意味するのかを解説し、その幅広いスタイルにふさわしいシューズの種類、それらをワークスタイルに取り入れるためのおすすめの方法をご紹介します。
オフィスカジュアルのドレスコード解説
その名の通り、オフィスカジュアルとは従来のオフィスルックをよりリラックスさせたスタイルです。オフィスや職場で適切とされる服装を指し、クリーンな印象を与えながらも楽に着用できる、清潔感のあるシルエットで構成されています。
業界の種類や企業の性質によって、オフィスカジュアルの解釈はさまざまです。法務、教育、金融といったよりフォーマルな業界では、ボタンアップシャツやテーラードスラックスなど、シンプルな基準に従うことが一般的です。一方で、クリエイティブ系の業界では、ダークウォッシュジーンズやスラックス、オープンカラーシャツといったカジュアルな装いに加えて、個性を取り入れたスタイルにも寛容な傾向があります。
シューズから見るオフィスカジュアルのドレスコード
オフィスカジュアルルックに合わせるシューズは、さまざまな種類が存在します。一般的にはつま先が覆われたデザインで、ニュートラルまたはダークトーンのカラーを選ぶことが推奨されます。アニマル柄やドット、ストライプなどの派手なパターンは避け、キャンバスのような柔らかい素材も不向きです。それ以外にも選べるスタイルは多く、次のセクションで詳しくご紹介します。
TIP
初出勤の日に何を履けばよいか迷う場合は、よりフォーマルな選択肢に従うのが無難です。その後、職場で同僚の服装を見て適切なシューズスタイルを判断することで、自分の職場に合ったスタイルを把握することができます。
働く女性のためのオフィスカジュアル必須シューズ
職場のドレスコードやあなたのスタイルによって、選べるオフィスカジュアルのスタイルはさまざまです。いくつか使えるスタイルを手元に揃えておくことで、1週間を通してコーディネートに新鮮さとバリエーションを持たせることができます。
ローファー
オフィスルックでの失敗しない選択肢として、ローファーが挙げられます。ペニーローファーの洗練されたミニマルなシルエットはきちんとした印象を与え、オフィスにふさわしい靴と言えます。一方、タッセルローファーやローファーミュールなどの他の種類のローファーは、比較的カジュアル寄りになるためすべての職場において適切ではないでしょう。どんなタイプのローファーを選んでも、長時間の通勤や立ち仕事でも快適に過ごせるよう、クッション性のあるインソールを備えたものを選択することがベストです。さらに実用性を重視するなら、構造的なトートバッグと上質なベーシックウェアを合わせるのがおすすめです。
ローヒール&パンプス
つま先が覆われたローヒールパンプスは、ドレッシーで格式高いシーンにふさわしいアイテムです。プレゼンやクライアントとの打ち合わせ、ネットワーキングセッションなどの予定があるとき、上品なルックスで好印象を与えてくれます。好みや履き心地によってヒールの種類はさまざまで、キトゥンヒールは繊細でフェミニンな印象を持ち、ブロックヒールは安定感をもたらします。どちらを選んでも、ほどよい高さでスマートかつ自信のある雰囲気を演出できます。スカートやワンピースと合わせれば洗練されたスタイルに。トップハンドルバッグやかっちりめのトートを合わせるのもおすすめです。
フラット&バレリーナ
フェミニンなスタイルをお好みの方には、フラットシューズやバレリーナシューズもオススメです。エレガントなムードを放ちながら履き心地の良さも備わっており、一日中履いていても快適にお過ごしいただけます。お好みのスタイルで多くのスタイルの中から選べますが、ポインテッドトゥのフラットシューズはクリーンなルックスでシャープな印象に、ラウンドトゥは幅広の足でも柔らかな履き心地と見た目を演出します。一般的にオフィスカジュアルのドレスコードでは、しっかりとした造りのデザインが推奨されます。ワイドパンツやスラウチーホーボーバッグ、テーラードセットアップやシックなムードのショルダーバッグなど、さまざまなアイテムと合わせてお楽しみいただけます。
ミュール&バックレスシューズ
ミュールやバックレスシューズは、優れた履き心地の良さを持ち着脱を頻繁に求められるシーンに最適です。オープンバックのデザインゆえ、オフィスカジュアルの中でもややカジュアル寄りの位置づけになります。そのため、よりリラックスしたドレスコードや環境に相応しいでしょう。全体的な印象をさらに上品に仕上げたい場合は、つま先がしっかり覆われたデザインのアイテムを選び、スリークなショルダーバッグやクロスボディバッグと合わせるのがオススメです。
スニーカー
クリエイティブ業界やIT企業、スタートアップなどの比較的自由な雰囲気を持つ職場では、オフィスカジュアルの服装についての基準が少々寛容なことがあります。これらの企業の場合、スニーカーも許容されますが、端正なデザインでクリーンなカラーのアイテムを選択することが良いでしょう。スニーカーは出退勤時間が長かったり、一日中立ち仕事をする教師や医療従事者のような、活動量の多い社会人に特に実用的でベストな選択と言えます。また、クロスボディバッグ、ソフトトートバッグ、バックパックなどカジュアルなシルエットのカバンと合わせても自然にマッチします。
アンクルブーツ
肌寒い季節のオフィスカジュアルコーデに必須のアイテムとして、アンクルブーツが挙げられます。硬く耐久性のあるデザインのおかげで、足元を温め快適に保ちながら洗練されていてスマートな印象を与えることができます。もう少しフォーマルなムードをお求めでしたら、装飾が最小限のクリーンなシルエットデザインを選んでみましょう。アンクルブーツにブレザーや構造的なレザーのバッグを合わせれば、ワンランク上のプロフェッショナルでスタイリッシュなオフィスルックを完成させることができます。
正しいオフィスカジュアルシューズの選び方
オフィスカジュアルルックに合わせるシューズを選ぶときは、次のような要素を考慮しましょう。
- 業界、社内の文化: 同業種の人はどのようなシューズを着用するのか、オフィスの雰囲気がどのくらいフォーマルなのかを見てみましょう。それを通して、オフィスカジュアルスペクトラムの中でもどの程度の水準で合わせればよいのかを知ることができます。
- 業務の特性: 一日の大半をデスクで過ごす事務職なのか、動くことや立ち仕事が多いかなどの要素を検討し、適切で快適に過ごすことのできるシューズを選択することが大切です。
- 季節や天気: 季節や天気に沿って、適切な種類のシューズを選んでみましょう。例えば、冬にはローファーよりもアンクルブーツが保温性の面においてより実用的です。
- ユニフォーム着用有無: ユニフォームの着用が必須の場合、一定の基準やルールに則る必要があるでしょう。人事部や同部署の上司に伺い、適切なシューズのスタイルをご確認ください。例としてサービス業である場合は、ヒールの低いパンプスの着用を義務付けられていることもあります。
- あなたのパーソナルスタイル: 普段、どんなスタイルを好んで着用していますか?皆様の好みやクローゼットにあるアイテムの雰囲気を把握することで、自然にマッチするシューズを選びやすくなるでしょう。
| 伝統的なオフィスカジュアルのドレスコード | クリエイティブ/楽なオフィスカジュアルドレスコード | |
|---|---|---|
| デイリー&出退勤時用 | ローファー/ローブロックヒール:スタイリッシュながらも快適 | バレエフラット&スニーカー:最も快適 |
| ネットワーキング&クライアントMTG | クローズドトゥパンプス/スリングバックヒール:オフィシャル・フォーマル | ステートメントフラット/アンクルブーツ:フォーマルに個性をプラス |
| 春・夏 | クラシックフラット/構造的なローファー:通気性に優れ、活用度が高い | ストラップミュール/オープンバックローファー:通気性に優れ、快適 |
| 秋・冬 | アンクルブーツ/クローズドトゥパンプス:クリーンな雰囲気、足を暖かく包む | レザー/シャーリングトリムブーツ:暖かく快適な履き心地 |