デニムパンツ タイプ別ローファーの合わせ方
デニムパンツ特有の若くクールなムードと、余裕を感じさせ洗練美そのものであるローファーは完璧な組み合わせ。ですがローファーとデニムパンツはどちらもカラー・デザインの幅が広いため、相性がいいものをしっかり選ぶことでさらに完成度の高いルックを魅せることができます。
こちらのガイドではデニムのフィット感、カラー、ウォッシング加工によってどのようなスタイルのローファーがよく似合うかをご紹介いたします。様々なスタイルの好みを考慮したポイントを詰め込みました。皆様だけのデニム&ローファールックを完成するときの手助けになるかもしれません。
デニムパンツのスタイル別 ローファー選択のポイント
ローファーとデニムを合わせたコーディネートをするときには全体的なシルエットの調和を最優先して見てみることが大事です。
スキニージーンズ
体にぴったりフィットするスキニージーンズにはペニーローファーがオススメ。スリムなラインが全体的なシルエットをシャープかつフェミニンに演出してくれます。反対にスタイルにコントラストを与えたいなら、ボールドなデザインのチャンキーローファーを合わせてみても良いでしょう。重みのある感じをプラスして視覚的なバランスを取ってくれます。どんなスタイルを選んでも足首がはっきり見えるクロップ丈を合わせたり、裾を少しロールアップしてあげるとさらに美しいスタイリングになるでしょう。
ストレートジーンズ
ストレートジーンズはスキニーよりも余裕のあるシルエットで全体的に幅が一定で、バランスの取れたシルエットを演出してくれます。多様なスタイルのローファーと相性が良い活用力の高い形であるため、どんなルックを演出したいかによって自由に合わせることができます。例えばペニーローファーとマッチさせるとスマートで洗練された雰囲気に、プラットフォームやラグソールローファーと合わせるとトレンディーでエッジのきいた雰囲気を感じさせます。パンツの丈が少し長めの場合は、裾が地面に当たらないようヒール高のあるローファーをお選びいただくのも良いでしょう。
マムジーンズ
腰あたりから余裕をもって広がり裾へ行くほど狭くなるハイウエストシルエットが特徴のマムジーンズは長い間愛されているスタイルです。自然な体型補正効果があるシルエットになっており、様々なローファーと相性が良いです。スタイリングに力を入れずともすっきりとしたさりげないおしゃれルックを完成させることができます。最もクラシックなペニーローファーとの組み合わせは間違いないです。もう少しカジュアルなムードがお好みでしたら、ローファーミュールと軽く合わせていただくのがオススメです。
ワイドジーンズ
ワイドジーンズとは、その名の通りゆったりとしたシルエットでストンと落ちるデニムのことを指します。一般的に足首が隠れる丈で、裾が地面に当たるほどに長い丈感のものもあります。大体がローファースタイルとよく似合いますが、皆さんの”自分好みのスタイル”に適合するスタイルを一緒に選んでみましょう。例えば、ストリートルックにはチャンキーなプラットフォームローファーがオススメ。オフィスルックやかっちりとしたルックには、クラシックなアーモンドトゥローファーがピッタリです。デニムの長さによって適度にヒール高のあるローファーを選ぶと裾をズルズルと引きずってしまうのを防ぎながら全体的なシルエットのバランスも合わせることができます。デニムだけでなく、全般的なワイドパンツコーデについてさらに気になる方はワイドパンツに合うおすすめの靴:選び方&スタイリングのポイントというガイドをご参考ください。
ブーツカットジーンズ
ブーツカットジーンズは裾が少し広がっているシルエットが特徴のワイドフィットスタイルです。全体的なルックのバランスを合わせるためには、ポインテッドトゥローファーを合わせてシルエットをよりシャープに演出してみてください。高身長効果がほしいときはヒールローファーやプラットフォームローファーも良いでしょう。自然に足を長く見せてくれるコーデで、スタイルの比率も美しく見せてくれます。ローファーのデザインをもっと魅力的に見せたいならクロップド丈のブーツカットジーンズがオススメ。
クロップド&アンクルジーンズ
通常のジーンズよりも丈が短いクロップドジーンズは、裾が足首のすぐ上まで届く丈です。目を引くシューズを際立たせるのに最適です。プリント柄やカラフルな仕上げのローファーと合わせてみてください。装飾のあるローファーもおすすめです。あるいは、かっちりとしたシルエットで全体のバランスを整えるのも良いでしょう。
デニムパンツのカラー&ウォッシュ加工別のローファースタイリング
デニムパンツにローファーを合わせるときはデニムのカラーとウォッシュ加工まで一緒に考慮することが重要です。この二つの要素が調和をするとスタイル全体の完成度がワンランク上がるということです。
ミッドウォッシュジーンズ
ライトウォッシュとダークウォッシュの中間に位置するミッドウォッシュジーンズは、ニュートラルで汎用性の高いミディアムブルーの色合いが特徴です。タン、ホワイト、ベージュ、ライトグレーといった淡い色のローファーと合わせるのがおすすめです。もちろん、黒のローファーも美しくマッチします。ジーンズを選ぶ際には、全体のコーディネートの雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。しっかりとした判断が鍵となります。
ただ、ブルー系統のローファーは避けるのが良いでしょう。同系色のカラーですが、統一感を与えるというよりもかえって野暮ったい印象になってしまうことがあります。
ダークウォッシュジーンズ
濃いインクブルーカラーのウォッシュジーンズは洗練されていてラグジュアリーな雰囲気を醸し出します。ダークウォッシュジーンズにブラック・ブラウン・バーガンディのような濃い色で光沢感のあるローファーを組み合わせたら間違いないでしょう。このとき少々高さのあるローファーヒールを合わせると、簡単にスタイルアップできるコーディネートを完成させることができます。
ただし、ネイビーのローファーや明るすぎるブラウンカラーは避けるのがベスト。特にブラウンはかなりカジュアルな印象になるため全体的なバランスを崩してしまうかもしれません。
ライトウォッシュジーンズ
カジュアルでリラックスした雰囲気を醸し出すライトウォッシュジーンズは、ベージュ、ホワイト、ライトブラウンといった明るいニュートラルトーンのローファーと相性抜群です。ダークカラーのローファーの厳格な雰囲気や、華やかなメタリックカラーの大胆さは、ライトウォッシュジーンズのリラックスした雰囲気と相反するかもしれません。
パステルトーンのローファーも、全体的なルックをのっぺりとして単調なイメージを与えやすいので避けるのが良いでしょう。
ブラックジーンズ
ブラックジーンズに優雅なローファーはスマートカジュアルルックの定番ともいえる組み合わせでしょう。特に、レザーやスエード素材のブラックローファーですとラグジュアリーな雰囲気を出しながら完成度の高いルックになります。
さらにカジュアルなムードをお求めなら、明るめなカラーのローファーで視覚的に対比を見せるのも良い方法です。
ホワイトジーンズ
ホワイトジーンズはすっきり清潔で洗練された印象を与えるアイテムで、ブラックやブラウンカラーのローファーと合わせると優美でありつつシックな対比を演出します。ライトウォッシュジーンズと同じ理由でパステルカラーのローファーは避けるのが良いでしょう。全体的なルックが平凡で特徴ない仕上がりになるためです。
結論として、どんなジーンズにも合う完璧なローファーがあります。必要なのは、組み合わせ方を知ることだけです。洗練されたオフィススタイルを目指す場合でも、クールなストリートスタイルを目指す場合でも、ジーンズに合うローファーを合わせることで、理想のスタイルを実現できます。
皆様のデニム+ローファースタイリングをする際に、こちらのガイドがお力になれたら幸いです。この定番の組み合わせを簡単に、かつ自信をもって楽むことができますように。